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高野 和也; 大木 繁夫; 堂田 哲広; 近澤 佳隆; 前田 誠一郎
Proceedings of 2023 International Congress on Advanced in Nuclear Power Plants (ICAPP 2023) (Internet), 7 Pages, 2023/04
MOX燃料炉心の固有安全性を向上させるため、一般的に400W/cm程度の線出力密度を100W/cm及び50W/cmに低減させた、小型ナトリウム冷却高速炉を設計した。当該炉に対し、原子炉停止系機能喪失(ATWS)事象として、炉心流量喪失時原子炉停止機能喪失(ULOF)事象を想定した過渡解析を行い、冷却材最高温度及び被覆管累積損傷和(CDF)の観点から固有安全性を評価した。その結果、固有安全性が成立する線出力密度の設計範囲を明らかにした。
船坂 英之; 此村 守; 川妻 伸二
JNC TN1200 2001-002, 209 Pages, 2001/01
2000年5月29日6月l日の4目間にわたり、ロシア・モスクワ市内の政府迎賓館において開催された、ロシア原子力省主催(MlNATOM)の「大規模エネルギー源として経済的で核不拡散性があり固有の安全性と環境への安全性を備えた原子炉及び核燃料サイクル」セミナーに参加した報告である。
林 秀行; 一宮 正和; 永沼 正行
PNC TN9410 96-062, 186 Pages, 1996/02
水素化ジルコニウム添加によりドップラー係数を強化したスペクトル調整窒化物燃料炉心を採用した130万kWe級大型FBRプラント概念を構築した。炉心設計においては、水素化ジルコニウムの添加割合を最適化することにより、径ブランケット層数1層の条件で増殖比1.2を満足できた。また、炉心径の縮小により原子炉構造設計への負担が軽減された。炉心安全性については、流量喪失スクラム失敗事象(ULOF)及び過出力スクラム失敗事象(UTOP)に対しても炉心固有の反応度特性のみで冷却材沸騰を防止できており、固有安全炉心と呼べるレベルにまで安全性が向上されている。また、ヘッドアクセスループ型炉に特有の部位についての過渡時熱応力、地震時変位及び流量急減時の炉心支持板変位等を評価してプラントの健全性を総合的に確認した。主要設備物量から建設コストの予測を行った結果、同じ出力の軽水炉を100とした時に、本大型FBRプラントの建設コストは130140であることが示された。
月森 和之; 岩田 耕司
PNC TN9460 95-004, 211 Pages, 1995/12
高速炉の開発に伴う構造解析上の問題解決のために開発された汎用非線形構造解析システムFINASについて,平成5年4月から平成7年7月までに実施した改訂第13.0版において新規に組込んだ機能を中心に,拡張内容及びベースとなる理論を解説し,機能検証のための解析例題を示した。解説した機能拡張項目は,3種類の弾性支床要素,4節点四辺形平面ひずみ要素,3次元梁要素でのオフセット機能,角速度と回転軸による遠心力の定義,熱流動解析のための2節点熱流路要素,スペクトル応答解析における各種の機能等である。
飯田 浩正; 石坂 雄一*; Y-C.Kim*; 山口 兆一*
Nuclear Technology, 107, p.38 - 48, 1994/07
被引用回数:10 パーセンタイル:66.21(Nuclear Science & Technology)DRXは原子力エネルギーの特殊性を活かして海中動力源として使う小さな原子炉である。近未来の適用としては、深海科学調査船用動力源が考えられる。その為に150kW電気出力の設計を実施した。それは、原子炉容器に蒸気発生器を内蔵する一体型PWRであり、耐圧かく内に原子炉容器、タービン、発電機をも内蔵したコンパクトな発電プラントである。運転操作の容易性と高度の受動的安全性を兼ね備えている。負荷追従、起動、事故を含む過渡解析を実施し、要求仕様を満足する固有の特性を有することを確認した。
飛岡 利明
電気協会雑誌, 0(840), p.21 - 27, 1993/10
高温ガス炉(HTGR)は、現在開発中の新型炉のひとつで、高い固有の安全性をもつ炉として高い期待が寄せられている。また~950Cという高温エネルギーが利用できることから、現在~33%の発電効率をもつ軽水炉を遙かに凌駕する~50%以上が得られる唯一の原子力システムと位置付けられている。同時にこの高温は、核熱利用という型で、水素製造、石炭液化等の分野で、従来の燃焼ガスに替る役割を担い、原子力の利用分野拡大に貢献すると考えられている。反面、低い出力密度、スケール効果への低い依存性から、高い建設費という欠点をもつ、これらの、HTGRがもつ特徴を述べ、各国の開発の状況を解説する。あわせて、HTGRの概念を生かすと共に、高温工学に関する先端的基礎研究の具として、日本原子力研究所が、平成10年6月臨界を目途に建設中の高温工学試験研究炉(HTTR、30MW)の建設状況を紹介する。
田坂 完二; 村田 秀男; 刑部 真弘*
Transactions of the American Nuclear Society, 60, p.727 - 728, 1989/00
PIUS型安全炉の熱水力挙動を小型可視装置により調べた。ハニカムでのリチャードソン数を実炉の値と等しくし、低圧装置ではあるが定常運転が可能であることを明らかにした。またハニカムでの差圧を一定にするようにポンプの回転数を制御する制御系を提唱し、その有効性を実験により確めた。1次系ポンプトリップ事故ならびに2次系の給水喪失事故を模擬した実験においてポロン水が炉心に入っていくことを確認した。
平岡 徹
エネルギーフォーラム, 0(7), p.34 - 37, 1987/00
固有安全炉の意義と課題について解説したものである。第1章では、固有安全炉の定義と意義などを述べ、固有安全炉が原子力の定着、特に中小型炉にとって重要であることを記した。第2、3章では、世界及び日本の現状を紹介した。第4章では、固有安全性の持つ課題などについて触れた。